漢方塾…腎臓疾患の漢方治療
腎嚢胞・急性・慢性腎炎・ネフローゼ症候群
IGA腎症・腎膿瘍
なかがわ漢方堂薬局 中川義雄
腎臓疾患は漢方医学では多くの治療法が確立しています。
① 腎嚢胞…湿熱と捉え、湿を排出し、熱を清ます処方と体力をつける処方を使用します。服用しているとクレアチニン値が徐々に下がってきます。
② 腎膿瘍…腎内部の吹き出物として捉え抗菌作用の処方と駆瘀血薬を併用しながら最終的には湿熱を取って免疫を高める処方等を併用します。
③ 腎炎…急性と慢性とで治療法が異なります。
急性腎炎に対しては扁桃腺の感染後発症することが多く抗菌作用の処方の使い分けを考慮しながら風邪症状を先ず治し、さらに免疫を強化する処方を併用する。又、上瞼が腫れる等の尿不利があれば麻黄・石膏製剤も使用する。
慢性腎炎に対しては蛋白尿、血尿、アルブミン尿が見られ、炎症と免疫を強化する処方を併用する。
④ ネフローゼ症候群…中性脂肪・LDLコレステロールの上昇・ヘモグロビンの低値・アルブミンの低値が見られる。紫河車と免疫を強化する処方を基本に、場合によっては湿熱をとり利尿作用のある処方を加える事もあります。
⑤ IGA腎症…ネフローゼ症候群とほぼ同じ。
