アトピー性皮膚炎・滋賀県・漢方薬 | なかがわ漢方堂薬局

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漢方の風……腰痛

2024-03-07

なかがわ漢方堂薬局 中川義雄

梅の花が咲き誇るこの季節は寒暖差が大きく、冷えと湿気に関わるしびれや痛みの疾患が発生します。
冷えだけなら冬の方が発生率は高いのですが、如何せんこの時期は雨が多く“冷えと湿邪”が一緒になって身体を侵襲します。

冬は運動不足になり筋力が低下しており加えてこの時期は“冷えと湿邪”が相俟って腰痛を発生します。特に、フレイル(加齢により心身が衰える事)によるところの腰痛が社会問題にさえなっております。

漢方医学ではこれらの原因を解消して腰痛を治療します。この治療を漢方医学では本治(単に鎮痛剤で痛みを抑えるのでは無く原因を解消して、つまり体質を改善して痛みを出にくくする)と言います。

 ①当帰、芍薬、川芎、地黄 … 血行不良を改善します。

 ②人参、茯苓、甘草、生姜 … 消化吸収と水の代謝を高めてその結果、血液や筋肉を充実します。

 ③独活、細辛、桂皮、等 … 直接、痛み、痺れ(しびれ)を和らげる。

 ④桑寄生、杜仲、牛膝 … 筋肉と骨を強くします。

①、②、③で寒暖差による冷えと湿邪を解消し痛み、痺れをとり、④で筋力と骨を丈夫にして総合的に腰痛を改善します。 

壮年期は勿論、プレフレイル、フレイル、どの状況においても腰痛を改善出来ます。

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